【2017年ACLの日本の出場枠はどうなるの?本気で計算してみた!】【2016年8月】

FIFAランキングが更新されたのではじめます。

◆NTポイント

まずイラン。切り捨てられる2012年7月も加算される2016年7月も試合しれないので変更なし。
674のまま。これがAFCトップの基準点となり30点満点となります。

日本。同じく、切り捨てと加算ゼロのはずですが何故かアップしています。年比率のせいかな?
564→595。イランとの比率計算で、26.484ポイント。

中国。やはりこちらもアップ。
422→445。19.807。

◆クラブポイント

ACLが再開してませんので変更なし。

韓国:63.5→70
日本:51.75→57.047
中国:56.5→62.283

◆合計すると

日本:26.484 + 57.047 = 83.531
中国:19.807 + 62.283 = 82.090

えーと。1.441差。あれ?広がった…?

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ポイントシミュレーターも更新しました。

【2017年ACLの日本の出場枠はどうなるの?本気で計算してみた!】【2016年7月】

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FIFAランキングが7月の半ばに発表されたのですが、バンコクに行ってウェーイ!やってたりしてるうちに時間だけが過ぎ去りました。手短に更新です。

◆NTポイント

まずイラン。
688(2016/6)→674に。
天井が若干下がっているのでNTポイントで生きている日本としては不利な方向に。
イランはAFCトップなので30ポイントになります。

次に日本。
581(2016/6)→564(2016/7)。キリンカップ一勝一敗だけかな?結構減りましたね。
イランの30から比例計算で、25.104ポイント。

中国。
423(2016/6)→422(2016/7)。日本と同じ一勝一敗だった気がしますが、アウェイだったのか、対戦相手のランキングが微減で済んでます。
18.783。

◆クラブポイント

ACLがまだ再開してませんので、前回と同じです。

韓国:63.5→70
日本:51.75→57.047
中国:56.5→62.283

◆合計すると

日本:25.104 + 57.047 = 82.151
中国:18.783 + 62.283 = 81.066

1.639差だった6月から、何もしないで(代表の二試合だけで)、1.085差に縮まりました。

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ポイントシミュレーター更新しました。


【日本からACLに出場するときの序列】

意外と結構聞かれるのと、自分でもときどき忘れるので忘備録。





【大幅更新】【ACLのストレートインを一枠失うと、天皇杯決勝で負けたチームが一月半ばに公式戦をする話】


AFCテクニカルランキングが更新されました。
http://www.the-afc.com/uploads/afc/files/afc_ma_rankings_03062016.pdf

算出方法はかなりめんどくさいので、こちらの記事を参照してください。
(使ってる数字が古いので、今回のランキングとは若干の差異があります。
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注目すべきは日本と中国の差。

この数字が、2016年11月末の時点(つまり2017年ACL抽選会の直前)で、中国に逆転されると、日本はACLストレートイン(現状三枠)を一つ失うことになります。

ご存じの通り、日本から出場のチームは全て敗退しており、中国のチームが二つ残ってます。やばい。これはやばい。
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この記事にポイントシミュレーターがありますが、山東か上海かどちらかが準決勝へ、という展開になるとあっさり逆転されます。
(ポイント算出には代表の成績(FIFAポイント)も30%含まれますので、今後のワールドカップ最終予選の展開では中国がポイントを下げる可能性もありますが、日本が現状維持できる保証もありません)

失うだけならまだいいのですが、問題は時期と相手。

2015年2月17日、2016年2月9日とチョンブリを相手に柏とFC東京がそれぞれプレイオフをやりましたが、失った一枠はここを押し下げ、プレイオフ予選二回戦からの出場となります。

2017年のACL予定
http://www.the-afc.com/uploads/afc/files/afc_competitions_calendar_2017.pdf

2017年1月24日 プレイオフ予選一回戦
2017年1月31日 プレイオフ予選二回戦 ←J1三位はここから出場
2017年2月7日 プレイオフ ←J1二位はここから出場
(※天皇杯優勝と被った場合は順位が一つずつ下がります。

元日の天皇杯決勝に負けて、1/31に公式戦とかオフはどうすんだよ、と思いますが、恐怖はこれだけではありません。
もし、ランクを中国から取り返せず、大会方式も変更なければ、

2018年ACLの予定(これは多分承認されてないので最終決定ではない)
http://www.the-afc.com/uploads/afc/files/afc_competitions_calendar_2018.pdf

2018年1月16日 プレイオフ予選一回戦
2018年1月23日 プレイオフ予選二回戦 ←J1三位はここから出場
2018年1月30日 プレイオフ ←J1二位はここから出場

ワールドカップロシア大会と、イスラムの断食月の関係でカレンダーががっつり二ヶ月空いてます。
元日の天皇杯決勝から何日空くのか、カレンダーを見るにさえ恐怖を感じます。








次に対戦相手。
2015年、2016年は以下の手順によりグループステージを決定しております。

以下は、「大会方式に変更がなく」「中国が日本を最終的にポイントを上回る」場合の予想です。
他に何通りか予想はありますが、数を多く挙げてもアレなので、もっとも効率の良い方法をAFCが採用するだろう、という読みも含めてのミネ月の「個人的な予想」。

2016年11月のAFC MAランキングが、韓国、中国、日本、豪州の順であれば、


この2パターンのいずれかになると予想します。

・香港がヴェトナムを抜いてストレートインはほぼ確定
・出場が確定しているチームはチーム名
・タイと香港の位置が悩ましかったのですが、プレイオフの山(下記との兼ね合いでこっちに賭けます)

で、ここまでやっちゃうと、実はプレイオフの山も予想できます。(2015年、2016年は抽選をやっていない)

※日本二位三位逆でした。後で修正します


パターン1の場合。

Jリーグ年間二位(チャンピオンシップ決勝敗退)は、おそらく三年連続でタイのチームと。
Jリーグ年間三位は、ヴェトナムかマレーシアの勝者とやって、中国超級三位のチーム(恐ろしいことに今の順位だと上海上港)とアウェイで対戦になります。

パターン2の場合。

Jリーグ年間二位は変わらず。
Jリーグ年間三位は同じく、ヴェトナムかマレーシアの勝者とやって、アウェイで韓国のチームと対戦。

いやー東アジア二位って優遇されてたんですねー(しろめ
天皇杯の日程、そろそろ本気で考えないといろいろやばいのでは…?





【更新】【で、準々決勝の抽選の結果何が起こるのか】

2016年7月バージョンに更新しました。



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この二つの記事ですが、最終結果がもにょっとしていて、個人的に納得いってない感じなので、ようやく作りました、ポイントシミュレーター。

onedrive.live.com

ここからエクセルファイルをダウンロードしてください。マクロとか高尚なものは使ってませんのでご安心を。
(オンラインエクセルだと一回編集モードにしないと駄目っぽい)


1)準々決勝の勝分負数を予想する。2/1/0です。0は入れなくてもいいです。
エラー処理をしてないので、4勝とか予想できちゃいます。

2)準決勝に進むであろう2チームに「1」を記入。
相変わらずエラー処理をしてないので、上海と全北両方に「1」入れても動きます。

3)準決勝の勝分負数を予想する。(以下同文)

4)決勝に進むであろう1チームに「1」を記入。

5)決勝の勝分負数を予想する。

さて、どうなりました?

中国が勝ち進むと、アジアポイントリーダーになってしまい、クラブポイント満点の70を得ます。
そうすると比率で日本のポイントがぐっと下がってしまい、一気に差が開きます。

FIFAランキングが更新されたら更新します。


【2017年ACLの日本の出場枠はどうなるの?本気で計算してみた!】

http://jalanjalansepakbola.hatenadiary.com/entry/2016/08/01/135059jalanjalansepakbola.hatenadiary.com


費やした熱量に比べると、思ったよりバズらなかった、このまとめですが。

togetter.com

より深く知りたい読者(居るの?)と、管理人の計算式失念に備えて、算出の手順を書いておきます。
また、まとめの最後の数字が、厳密に言うと若干違うのでその訂正。
今、記事を書き始めた時点では実現するかどうか保障できませんが、2016年ACL準決勝以降のポイントシミュレーターも最後に作るつもりでいます。

AFC MAランキングとは?

アジアサッカー連盟(以下AFC)が、ACLAFCカップの出場枠を決定するためのランキングです。(MAとはMenber Assciation、所属協会)

100点満点の指標で、クラブチームのAFC主催大会(ACLAFCカップのみ)での成績が70%。代表チームの成績(これはAFC以外のAマッチであれば親善試合でも対象)が30%という割合です。

以下読んで頂けると、サッカー日本代表チームが今の位置、実力で本当に良かったと思えることでしょう。

◆2015年11月のAFC MAランキング

最終の数字を出すには、かなり複雑な経路を取るので、まずその経路が正しいのかどうかを説明します。
それには、2016年のACLの出場枠を決定した2015年11月のAFC MAランキングを使って説明します。

サウジアラビアがクラブポイントで70点満点、イランが代表ポイントで30点満点、合計点では韓国がトップということが分かります。

◆代表ポイントの算出

その時点(つまり上記のランキングであれば)FIFAランキングを元に算出します。つまり、2015年11月のランキング。

AFCのみ取り出し、そのトップの持っているFIFAポイントを30点に換算します。つまり、イランの651点がトップでAFCでは30点満点。

イラン(651) 30
韓国(606) 27.926
日本(603) 27.788
豪州(573) 26.406
中国(403) 18.571

先ほどのAFC MAランキングの代表ポイントと同じであることを確認してください。

◆クラブポイントの算出

これが最強にめんどくさい。AFC公式の算式ルールそのままなんだけどめんどくさい。
2015年11月ランキングを算出する条件は、

・2012-2015のACLのグループステージから決勝が対象(つまりプレイオフは対象外)
AFCカップACLの1/3の価値(AFCカップでの3点は1点となる。2012年のAFCカップサウジアラビアから出場してるので対象になってしまう)
・グループステージは、単純に、勝った試合は3点、引き分けは1点、負けは0点
・R-16以降のH&Aの試合は一試合ごとにカウント
・90分の結果で、3/1/0を加える。「90分で負けたけどアウェイゴールで勝ち抜け」の場合、その試合は0点
・90分の結果なので、H&A二戦目で延長やPK戦の場合は対象外。あくまでも90分での結果
(2016年の浦和vソウルの場合、初戦は90分で浦和勝ち、二戦目は90分でソウルの勝ち)
※延長/PK戦は次のステージに進むチームを決めるための儀式
・グループステージ→R-16/R-16→準々決勝/準々決勝→準決勝/準決勝→決勝に進んだチームは3点のボーナスをそれぞれ加える(優勝ボーナスはない)
・各協会からの出場チーム数に差異がある場合(ある)は、チーム数ごとに平均を取る(つまり4チーム出場20ポイントの協会は5点、2チーム出場10ポイントも同じ5点)

大丈夫?ここまで大丈夫?たぶん大丈夫じゃないよね?でも進むよ!

で、2012年大会から2015年大会まで上記のルールに従って計算するとこうなります!

で、これを協会ごとに合計します。

サウジアラビア 77.167
韓国 68.250
日本 52.000
豪州 45.500
中国 51.583

で、ポイントリーダーのサウジアラビア(77.167)を70点として換算します。

サウジアラビア 70
韓国 61.911
日本 47.171
豪州 41.274
中国 46.793

さて、だらだらと計算してきましたが、この数字本当に正しいのでしょうか。もう一度、2015年11月のAFC MAランキングを見てみましょう。

褒めて!褒めて!もっと褒めてくれていいのよ!

◆だがしかし

ここまでやってきたのは、2015年11月のランキングの算出方法の説明とその正しさの証明に過ぎません。逆に言うと、ここからが本番です。

AFCのルールでは、「最新のランキング」は、2012-2015の結果に加え、2016年大会の現状(R-16終了時)の五大会で算出することになっています。
それは、あくまでも目安に過ぎないので、ここでは省きます。

で、
「2017年ACLの出場枠を決めるのは」
・2013-2016のACLの結果(2012年のAFCカップのポイントは外れる)
・その時点(2016年11月)のFIFAランキング
となり、準々決勝以降のACLの試合結果(中国が2チーム残っている)、とFIFAランキング(ワールドカップ最終予選がはじまるので簡単には加点できない)が確定するまではあくまでも予想となります。

◆まあそれでもなんとか

どちらかという、重要ではないのですが、2016年ACL R-16終了時のクラブポイントを計算します。準々決勝以降のポイントがゼロなので現実には起こらないものです。

合計すると、
サウジアラビア 62.750
韓国 63.500
日本 51.750
豪州 48.33348.833
中国 57.00056.5

韓国がサウジアラビアより上で、サウジアラビアはR-16で全チーム敗退しているので、韓国のポイントリーダーはほぼ確定。(100%かな?)
韓国を70点満点として、換算します。

サウジアラビア 69.173
韓国 70
日本 57.047
豪州 53.28353.832
中国 62.83562.283

◆では代表ポイントと足してみましょう

FIFAランキングを予想する気がさらさらないので、2016年5月の最新ランキングを使います。相変わらずイランがトップなので、

イラン(672) 30
豪州(601) 26.830
韓国(591) 26.384
日本(577) 25.759
中国(423) 18.884

では、足します。

韓国 70.000 + 26.830 = 96.830
日本 57.047 + 25.759 = 82.806
中国 62.83562.283 + 18.884 = 81.71981.167
豪州 53.28353.832 + 26.384 = 79.66780.216

1.0871.639差で日本は、東地区二位(三つのストレート枠と、一つのプレイオフ枠)です。

※2016年5月31日の、仮定の数字

2016年ACL準決勝の組み合わせ抽選会は六月ですが、カントリープロテクトはないので、韓国x中国、中国x中国どちらも可能性あります。

・2016年11月までFIFAランキング(というかFIFAポイント)が変化なく
(日本と中国だけの関係でなく、トップのイランが伸ばすか減らすかも関係してくる)
・中国の2チーム(山東と上海)が準々決勝と引き分け試合もなく敗退する

とほぼ、日本は東地区二位となります。(まあ来年はいよいよ絶望かな、とも言える)

◆2016年ACL準々決勝以降のシミュレーター

エクセルで作ってあとで公開します。疲れたので休ませて。