【2021年ACLの日本の出場枠はどうなるの?本気で計算してみた!】


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ということで、ACL出場枠のストレートイン一枠を失い、ストレートイン2・プレイオフ2にて、2019年・2020年の二年間のACLを迎えます。
次期枠更新に向けて、東アジア二位を回復したい訳ですが、実際のところ、今の立ち位置はどうなってるんでしょうか。検証致します。

◆前置き

まあ妄想とか楽観で書く訳にいかないので、最初はソースがずらずら並びます。

  • 2021年・2022年の出場枠決定

AFCからは明確なソースは出ていません。前回の更新が2017年11月であったことから、2019年11月であろうと思われます。

  • 割合

2019年・2020年はクラブ90%+代表10%にて算出されました。
2020年・2021年はクラブ100%になることが内示されております。

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公益財団法人 日本サッカー協会2016年度第12回理事会
http://www.jfa.jp/about_jfa/report/PDF/h20161208.pdf

ここはまだ確定ではありませんし、「出場回数に応じたボーナス」もまだ付与されてませんので、変更の余地はあるかも知れません。
が、70:30→90:10は予定通り進んできたので、100:0は、まあ実施されるんじゃないでしょうか。

◆今のランキング

  • AFC公式

AFC Club Competitions Ranking | AFC
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おなじみ、AFCランキングです。

「お、韓国とはまだ2ポイント差やんけいけるやんけ」

いやいや。
クラブ90%+代表10%になってるし、そもそもこれグループステージ途中の数字だし、ランクの下のほうみればフィリピンの成績おかしいし、一番信用できるAFC公式のランキングが一番信用きないというジレンマを我々(誰?)は常に抱えています。

◆ここからはミネ月式

ランキングの算出方法はAFC公式に書いてありますので、ここでは詳しく説明しませんが、平たく言うと試合に勝てば3ポイント、引き分けで1ポイント、次のステージに進めばボーナス3ポイントなのですが、

「豪州はマレーシアに抜かれないのか?」

みたいなケースを想像すると結局全部計算する必要があります(いや計算するのはエクセルなんですが)。
しかも、AFCカップは地区ごとに試合数が違う関係上、勝ちポイントが4.8/3.0/2.67と重みが違うので、単なるエクセルの表でもいろいろ頑張らないと意味のない数字になってしますので大変です。

  • 2018年5月28日現在のポイント

東地区のみ抽出します。本当はこのタイミングじゃないほうが良いのですが、AFCカップ含めワールドカップに向けて休止になっているので、このタイミングで上げます。

協会 100%換算 クラブポイント
カタール 100.000 71.500
中国 99.674 71.267
韓国 88.531 63.300
日本 78.951 56.450
タイ 59.091 42.250
豪州 48.531 34.700
マレーシア 34.538 24.695

R-16の抜き差しで一瞬カタールがアジアトップになってしまったので参考のために書いておきます。
ぐだぐだに日本勢(鹿島のみ残り)に対し、韓国が素のクラブポイントで6.85上。
準々決勝は全北と水原の直接対決なので、どうなってもポイントは伸びます。

  • 2019年11月

さて、上記の数字は2015年-2018年の累計ですので、これを(おそらく次回ランキング更新の決め手となる)2016年-2019年に置き換えてみましょう。要するに2015年のポイントをカットして、2019年をゼロとした数字です。2015年は韓国>日本なのですが。

協会 100%換算 クラブポイント
韓国 65.10583.849 46.550
日本 57.62274.212 41.200

※現状ということで、100点はカタールで計算、まあ誤差よ誤差

実ポイントで5.35韓国が上。うわーひどい。

◆挽回できるの?

挽回しないと、次期の更新も2+2で、2019年・2020年・2021年・2022年はずっと2+2になります。(お、ワールドユースみたいな話だな)

プレイオフから2クラブで、韓国を勝ち点5以上、累計で上回る必要があります。

  • 具体的には

この勝ち点5.35は一年の1クラブ辺りの数字なので、プレイオフを無事通過して4クラブ出場、韓国も4クラブの場合、

 グループステージで一勝一分(ポイント+3)
 韓国のクラブをグループステージで叩き落とす(±0)
 日本のクラブは4クラブR-16へ(ポイント+3)

で、少しお釣りがありますがこれで、各クラブが6ポイント上回り、韓国のポイントをストップさせる確実な方法です。

  • だがしかし

まあそんなうまくいかねーよな、ってのと、2018年の残りの韓国がどれだけ伸ばすかもありますので、来年ACL行くぞーってスタイルの人はまあいろいろ頑張ってください。プレイオフで負けて母数の割合を増やす手もありますけどね。

◆最後に

プレイオフ四年連続四回現地生観戦のミネ月、五回目はあるのか?
いやもう卒業…。