【何となく分かるかもしれない!】タイプレミアリーグ2014シーズン【そのいち】

どうも。久々にリハビリも兼ねて長文書いてみたいと思います。
多くの日本人選手、そして遂に元日本代表選手までもが加入し、注目されている(ことになっている)タイプレミアリーグですが、(もう開幕してしまいましたが)2014シーズンの見どころなんかを書いてみたいと思います。

タイプレミアリーグとは?

東南アジアタイ王国のサッカーのトップディビジョンです。Jリーグと比べるとレベルはまだまだですし、チーム格差も大きいのですが、東南アジア内では一応ナンバーワンの地位を確保していまして、2014アジアチャンピオンズリーグには東南アジアで唯一リーグ王者がストレートで本大会にエントリーできるリーグです。
(あと2チームがプレイオフに挑んだのですが敗退してしまいました)
冠スポンサーはトヨタ自動車で、「トヨタタイプレミアリーグ」が正式な名称になっています。

◆リーグシステムなものは?

ホーム&アウェイの二回戦総当たりにより、勝ち点を争います。チャンピオンシップ的なポストシーズンはありません。
毎年2~3月に開幕し、年内に終了します。カレンダーはだいたいJリーグと重なっています。
毎年、通常ならば全18チームで争われるのですが、何故か今年だけは20チームとなっています。来期は18チームに戻すということで、全20チーム中5チームが降格するという超サバイバルなリーグとなります。
前述の通り、今季もリーグ王者には2015ACLのストレートインの権利が保障されています。確定ではありませんが、二位にチームはプレイオフ。先期はタイFAカップの優勝チームにもプレイオフの出場権が与えられました。(実際にはリーグ王者と重なったのでリーグ三位に譲渡)

◆見どころは?

先期、ACL以外の国内タイトルを独占(スーパーカップ、TPLFAカップリーグカップ、今年行われましたが扱い上は2013タイトルの名古屋とのプレミアカップ)し五冠王となった絶対王者ブリラムユナイテッドをどのチームが止められるのか?に尽きると思います。

先期の順位をベースに日本人在籍者混みでざっくり紹介します。

ブリラムユナイテッド(2013TPL優勝)

平野甲斐選手が在籍。完全なレギュラーではありませんが、チームの層が厚く、ローテーションをきちんとしていて、重要な試合では重用されいる印象。
チームの柱だったオスマール選手が移籍してしまったので、その穴が埋まるかな、というのが唯一の懸念ですが、プレシーズンを見る限り、大きな穴にはならない模様。とにかく、勝負強いので今季も優勝候補筆頭なのは間違いなし。

・ムアントンユナイテッド(2013TPL二位)

かつて財前選手が在籍していましたが、ここ数年は日本人ゼロ。先期はACLに初出場し、浦和と同組でした。イングランドからScott Cooper氏を監督に招聘、同じくイングランドからFWのJay Bothroydを補強して、ブリラム追走の一番手…になるはずなんですが、タイ代表の10番でもあるエースのTeerasilのスペインリーグ・アルメニア移籍(実際の移籍は夏)が決定し、戦力ダウンは確実な上。クーパー監督も、「彼が抜けるなら俺も辞める」的なことを言い出して、あれれ、な感じです。

・チョンブリ(2013TPL三位)

上記2チームに比べるとやや地味な印象ですが、TPL初の日本人監督となる和田昌裕氏を迎え、スタッフも多くの日本人、選手も櫛田一斗・馬場悠企・橋本早十の三人が在籍する、TPLでもっとも日本式を実践しているチームです。
和田体制一年からリーグ制覇、は難しいと思いますが、タイトルに絡む勝負をしたいですね。

・スパンブリ(2013TPL四位)

先期のTPLの一つの驚きでした、Division1から昇格のスパンブリの躍進。序盤から上位争いに顔を出し続け最終的に四位でフィニッシュ。
夏には、登録の関係で出場できないものの、カレンロバート選手を獲得し、日本でもニュースになりました。戦力確保にも成功したみたいで、今季も期待がかかります。

バンコクグラス(2013TPL五位)

元日本代表の茂庭選手が加入して話題になりました。大久保剛志選手も獲得しました。
リーグ五位、FAカップ準優勝と、今年は何かタイトルが欲しいところ。
(チームは何故かバンコクではないのですが)ホームのLEOスタジアムの改装も終わって、イングランド的な急斜面の見やすそうなスタジアムです。行ってみたいですね。

一つ飛ばして
BECテロサーサナ(2013TPL七位)
2002-2003ACLでは準優勝の実績のある古豪。ここ最近はタイトルに絡めませんが、元日本代表の岩政を獲得し、日本でも大きなニュースになりました。下地奨選手も二年目。
守備的には改善が見込めますが、エースのクレイトン選手が移籍、期待の若手のChanathip Songkrasin選手(昨年、清水の練習に参加したジェイくんです)もSEA Gamesの怪我で開幕に間に合わず、攻撃面でやや不安が…。

とりあえずここまで。好評なら続き書きます。